司法の胃袋から(3)

司法の胃袋から(3)

(岡村賢一の6類集会@山形刑務所)

山形市あけぼの2-1-1

 

★岡村賢一日記(司法の胃袋から(2)以降)

 

 2月24日 司法の胃袋から(1)コピー受信

 2月29日 同(2)コピー受信

 3月 2日 処遇部に連行され、主任から「個人を特定するおそれがあるので、内容が好ましくない」と指導される。また、司法の胃袋から(1)(2)について、直筆原稿を残したままワープロ処理文章をアップロードするよう依頼する内容のハガキを提出。

 3月 4日 処遇部に連行され、主任から弁護人宛の指示の部分を削除するよう強要される。

 3月16日 上記の処遇部での指示に抗議するよう弁護人に依頼するハガキを発信。

 3月22日 一審の国選弁護人に支援を求めるハガキを発信。

 4月19日 同一審弁護人と現在の弁護人それぞれにハガキを発信。

 4月26日 元日弁連事務総長のK弁護士と知人T氏にハガキを発信。

 5月 2日 一審弁護人から支援を断る内容の返信。

 5月 8日 (1)不正所持(物品不正制作等)(2)粗暴行為(侮辱等)(3)暴行の気勢(暴行等)の3件で保護房に収容され、そのまま調査へ。

 5月 9日 保護房から解放。調査。

 5月10日 調べ。

 5月11日 調べ。

 5月16日 朝日新聞にてイノセンスプロジェクトジャパン(IPJ)の稲葉氏が紹介される。

 5月17日 弁護人宛にIPJへの支援を求めるハガキを発信(速達)。

 5月19日 閉居罰40日の言い渡し。罰開始。

 5月23日 反抗容疑で連行。

 6月28日 5月19日からの閉居罰終了。5月23日の件について再調査。

 7月 4日 教育統括が補助役として参加し、反抗事案について審査。

 7月 5日 反抗事案について、閉居罰20日の言い渡し。罰開始。その前に、IPJに関する問い合わせの手紙(返信用封筒を同封)を朝日新聞に発信。

 7月13日 朝日新聞編集委員O氏より受信。

 7月25日 閉居罰終了。工場へ配役。

 8月 2日 朝日新聞O氏及びIPJ稲葉氏にそれぞれ返信用封筒同封の手紙を発信。

 8月 3日 処遇部の信書課職員からO氏宛の手紙の一部を黒塗りにするよう強要される。

10月13日 IPJからの支援の申込用紙が発信される。

 

★冤菜判定~不正配食から考える(3)

 上記の経緯で具体的な事例を書くのが難しくなり、また、今年度から配食に使用される食器の種類が変えられてしまった上、なおさら説明が難しくなってしまったので、昨年一年間の受刑生活の中での観察から得た、再犯や冤罪についての着想をあげていきたいと思います。

(1)配食に関わることができる立場になる受刑者に占める共謀犯罪者(単独犯罪者ではなく)の割合が異常に高い。例えば、昼にコーヒーを少量飲んだだけで一晩中眠れなくなるほど、受刑者の食に対する感覚は過敏になっており、配食をする立場は極めて特権的。一方、現場で働く職員は剣道や柔道などの武道で実績を残している者が多く、良くも悪くも「チームプレー」に長けた者を高く評価しがち。薬物犯罪者であれ性犯罪者であれ、その他の犯罪であれ、チームで行った者は逮捕されたときの罪名、罪種が何であれ、たいてい、それ以外の余罪があるので、逮捕されたときの罪名、罪種だけで矯正プログラムを組むことにはあまり意味がない。むしろ、共謀犯であるか単独犯であるかこそが重要であると思われる。

(2)不正配食についての指摘を受けた時の職員の対応から考えるに、法務省等捜査機関側は弁護側の意見を「不平不満」だと内心では思っている。また、捜査機関側に不祥事が見つかった場合、謝罪するのはトップだが、実際に顔に泥を塗られる立場は現場の直属の上司なので、現場では、不祥事の告発は上司の顔に泥を塗るものだととらえられる。配食に携わる者(受刑者)は、オヤジに選ばれた者なので、彼らの不正を指摘することはオヤジの顔に泥を塗ることだととらえる職員もいる。

…その他いろいろと思うところはあったのですが、とっさに思い出せないので、今回はこれで終わりにします。続きは次回。

 

★いきなりクレイジーダイヤモンド(3)

 タイトル見苦C

 CCC見苦しい

 CCC見苦しい

 CCC見苦しい

 し―――――

 そうさ岡村は一番見苦しい

 誰よりも見苦しい、どこまでも見苦しい

 ギャア――最低、見苦しい、し―――――

 「誰よりも見苦しい、どこまでも見苦しい」

 路上で寝ているやつより 職場で寝ているやつより

 証言させているやつより 固唾をのんでいるやつより

 誰よりも見苦しい どこまでも見苦しい

 ギャア――最低、見苦しい、し―――――

 捏造しているやつより 隠ぺいしているやつより

 判決出しているやつより 恫喝している馬鹿より

 誰よりも見苦しい、どこまでも見苦しい

 ギャア――最低、見苦しい、し―――――

 最低、最低、最低、最低 ガツガツ 最低…

 

…これの元ネタが豊洲の埋め立て地で歌われた時のWOWOWの映像に、私の本当の顔が写り込んでいる(紫色のキャップを被っている)。「本当の」というのは、高校の卒業アルバムに写っている写真は、眠っているところを馬乗りで袋だたきにされた数日後に無理矢理撮られたものなので、人相は変わってしまっているから…今回はいつもとは異なる方法で書いたので、本当は栗原パイセンにちなんで、もう一つ「マイ『FM東京』」というのをやろうと思いましたが、やめておきます。

 

★CHINKORO DE PULITZER

 「赤鬼と青鬼を背負っている」「三軒茶屋を中心に活動」「大型特殊詐欺事件の末端」等等の新情報。詳細は以後。なお、「岡村賢一日記」に登場する主任は、こいつの件について懲罰審査会でしゃべるなともみ消しを図っており、その他の暴行事件(雑居房にて新入りにひたすら水を飲ませて意識不明の重体にし、病院送りにしたケース等)ももみ消しを図っていたとされる。この主任は、元山形県弁護士会会長が民事の件で付いている受刑者の告発を受けてか、昨年度末をもって解任されており、現在の所在は不明。

 

2016年11月24日

岡村賢一

 

*誤字脱字があれば文責は岡村にあります